遅まきながら、ようやく「ぼぎわんが、来る」を読みました。

図書館で予約してたのですが、
なかなか順番が回ってこなくて…

映画化されたくらいだから、面白いんだろうけど、
あまり期待せずに読もう…

と、思ったら、まー、怖いこと!!

映像ではなく小説で恐怖を感じるのは
なかなか無いと思います。

もちろんホラー小説はどれも大体怖いし、
読んでる時に背筋がスッと寒くなったりはしますが、
「ぼぎわん」は、「怖くて逃げたくなる気持ち」になるのです。

ジッと座って読んでられず、モジモジ、ソワソワしながら
読んでました(^^;

最後は大団円と思いきや、主人公の娘が謎の寝言を残して終わっており、
恐怖の余韻を残して終了…

しかも、結局、その謎の言葉は小説内では解明されないまま。

ネットで検索してもヒットせず、小説や映画を見た人が
「こうではないか?」と考察しているのがあるだけ。

ちょっと消化不良な気持ちもありますが、怖かったからいいか!



作者、澤村伊智さんの作品は他に、
「ずうのめ人形」「ししりばの家」「恐怖小説キリカ」
とあるようなので、これも全部読んでみようと思います。

「ずうのめ」…なんか言葉だけで怖い。


ところで、映画はV6の岡田くんが主演としか聞いておらず、
読み進めて、「これ岡田くんのイメージじゃないな」と思ったら、
田原秀樹役は妻夫木聡さんでした。
あー、これはピッタリだわ。

そして、オカルトライターの野崎役が岡田くんでした。
こちらもイメージに合ってて良かった、良かった。

コメント

マサムネ
2019年7月14日12:31

あ~ありますあります。恐怖な話ではないのですが、人の狂気が散りばめてあったりするとゾワゾワしながら読みます。

まるこ
2019年7月14日17:19

やっと順番が回って来た本が読めて良かったですね。か、なにやら怖そうなお話。読書嫌いな上、めちゃくちゃオカルト関係に弱い怖がりな私。多分お風呂に入ったり、夜中トイレとか出来なくなりそうです。chiakiさんは大丈夫なタイプですか?

chiaki
2019年7月15日9:14

【マサムネ様】

子供の頃、母が「本当に怖いのはお化けじゃなくて人間」と
申しておりましたが、大人になるとそれは本当だとわかります。
人間なら話が通じると、子供の時は浅はかにも考えていましたが、
狂気を宿した人間なんて理屈は通じませんからね…

chiaki
2019年7月15日9:18

【まるこ様】

私はとても怖がりです。臆病ものです。
それなのに怖い話が大好きで、子供の頃から読んでました。
怪談集とかたくさん持ってて、友達と貸しあったりしてました。

読んだ後はトイレもお風呂も怯えながら入ってますよ。
髪を洗ってる時に、ふと怖いシーンを思い出したりして…(^^;
それでも、なぜか怖い話が大好きなのです。
でも、お化け屋敷は無理です。入れません。

ヒコヒコ
2019年7月17日8:25

作者の澤村伊智さんは、恐怖の正体を自分なりに考察した結果、「恐怖の対象それ自体の姿形や性格ではなく、人々に恐れられていること自体ではないか」と考えたようです。つまり災厄そのものよりも、恐いという触れ込みこそ、人々を恐怖を掻き立てるのではないかと。
「ぼぎわんが、来る」はその実証的作品という話でした。
私は澤村氏の作品をまだ読んだことがありませんが、「ぼぎわんが、来る」を含めて是非読んでみたいと思います。

chiaki
2019年7月18日6:10

【ヒコヒコ様】

恐怖の正体…考えたこともありませんでしたが、
確かにその通りと思います。
「ぼぎわん」でも、正体がわかって、それが姿を現した時や
それと対峙するシーンはそれほど怖くなかったです。
それよりも、「古より恐れられている何か」が
じわじわ近づいてくるという1章、2章の方が怖かったです。
映画の方はどうだったのか知りませんが、
機会があれば見てみたいです。

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