「親なるもの 断崖」というマンガを友人に勧められた。

電子書籍になったら買おうと思ってて、
試し読みしてみたら、続きが気になったので即購入。



昭和初期、貧しい農村から遊郭に売られた4人の少女の物語。


宮尾登美子の小説で、芸妓、娼妓の世界は
ちょっと知ってるつもりでいたけど、
あれはまだほんの表面上しか書かれてないんだなー

と、思ったね。


友人は泣きながら読んだ、と言っていたけど、
私はあまりにもむごくて気分悪くなっちゃったよ・・・


1部と2部に分かれていて、2部は4人の少女のうち
1人が生んだ娘がヒロインとして描かれている。

こっちは女郎とかそういうのはあまりなくて、
戦争に関係する話だけど、こっちもむごくてね・・・


すごく心に残る話だけど、辛くてむごくて悲しくて、
何度も何度も読みたくなるような話じゃない。

それに心が弱ってる時に読んだら、
ますます落ち込んでしまうと思う。

心身ともに健康な時に読まないと危険だわ・・・


でも、日本人として、女性として、
知っておいた方がいい歴史だと思う。

コメント

マサムネ
2015年10月1日23:09

すごい偶然です!! 今さっき第一部を駆け足で読みました(ミクシのリンクから立ち読み→そのあとは言えません) まだ第二部があってど、どうなるんだ?! と。

僕は男なので自分と一緒に仕事した女郎がお嫁に行っちゃう所でなんだか複雑な気分になりました。(番頭の気持ちは?!) けど、巻頭にも書かれていましたけど「そうしないと生きていけなかった」という所がずっしり重くのしかかりました。 あと、一時でも自分のなりたかった女郎に晴れてなれた道子がとっても嬉しく感じました。(最後はショックですが) けど、女性って道子みたいに「駄目な男を一晩中抱きしめてあげる」に象徴されるように少なからず「優しい部分」を皆さんもってるよな?と思います。 ※ダメな男ですいません><

chiaki
2015年10月3日20:58

≪マサムネ様≫

ほぼ同じタイミングで同じ作品を読んでいたのですね。
2部はその後読まれたのでしょうか。

女郎になりたいという道子の気持ちは、少しわかるかな。
誰にも必要とされない、というのは切ない気持ちになりますからね。
そういう気持ちがわかるからこそ、道子はどんな男性でも
優しく包み込んだのかもしれません。
道子は母性が強い女性だったのかな・・・

北海道開拓や、北海道の鉄道を作った人、戦時中の製鉄工場の人など、
知らなかった面を知ることができて、本当に勉強になりました。

時間が経ったら、もう一度読み直してみようと思います。

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