小説「八甲田山死の彷徨」は、最初はなかなか読み進められなかったけど、
雪中行軍が始まったら、面白くて駆け足で読んじゃったよ。

いや、「面白い」なんて言ったら、当時の軍人さん達がかわいそうだね。

上からの命令で止むなく雪中行軍をやらされて
若い命を失ったんだものね。


ところで、八甲田山の雪中行軍については、
ざっくりとしかあらましを知らなかった。


軍人が冬の八甲田山を歩いて遭難しちゃって、
寒さのあまり発狂しちゃう人もいたんだって。


と、このくらいで、それがいつの話なのかも知らず。

ちなみに明治35年の話だそうです。


そしてタイムリーなことにBSで映画を放映していたので
録画して見てみた。

長いので、少しずつゆっくり見るつもりだったけど、
夫も一緒に見るというので、日曜の午後を使って全部見た。


いやー、映画も小説に劣らず面白いです。
古い映画だけど、今見ても充分面白い。


でも、夜の雪山シーンが暗すぎて、顔が見えないのが残念。
声を頼りに「高倉健じゃない?」とか「スーさんじゃない?」と
推理してました。

あ、スーさんというのは三国連太郎のことです。<釣りバカのスーさんね。



雪山で発狂して、いきなり服を全部脱ぎ出すシーンを見て思うことは
「役者さん、大変だなぁ」ということ。

小説では、頭がおかしくなって川に飛び込むシーンもある。
川に飛び込むと、全身に水がつき、それがみるみる凍って、
氷の薄衣をつけたようになる・・・

これも映画ではやるのか!?と思ったら、さすがに無かった。

そんなことしたら、本当に命にかかわるもんね。


それと、しかたないことだけど、やっぱり小説と映画は違う。

小説の徳島大尉はそれほどいい人でもないけど、
高倉健演ずる徳島大尉は、民間人にも敬意を払う、すごくいい人。

まぁ仕方ないよね。高倉健だもんね。


小説は面白かったので、もう一度読みたい。
今回は図書館で借りちゃったけど、自分用に買ってもいいかも。

それくらい面白かったです。
読んでない方も、ぜひどうぞ♪♪

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