仕事納め

2006年12月30日
世間では28日が仕事納め、というところが多いけど、
うちの会社は今年は29日が仕事納め。

銀行と同じなので、いつもなら30日まで仕事だ。
今年は土日が入るので、1日休みが多い。
もうけた♪♪

普通、仕事納めの日は大掃除とか、あいさつ回りとか、
そんなんで過ごし、一日まるまるミッチリ仕事をするって、
あんまりないんじゃないかと思う。

社長も、「29日は早く終わったら帰っていいよ」と
言ってくれていたので、私もおばさんも、1時間でも早く
帰れるよう、朝から頑張って仕事をしていた。

・・・が。

私にはダイレクトメールの宛名シール貼りという
地道な仕事が2000枚も残されていた。
このハガキが手元に届いたのは27日で、
その日は別の仕事で追われ、1枚も貼れず、
翌日は30分サービス残業して、なんとか500枚くらい
貼れたのだが、それが精一杯。

というわけで、仕事納めの日に、私はロボットのように
ひたすらシールをはがし、ハガキに貼るという作業を
繰り返していたのだった。

朝からそれだけやっていたのなら、終わっていただろう。

でも、29日は月末だ。
入金があるので、それで振込みをしなければならない。
振込みをし、伝票を作り、合間を縫ってシールを貼り、
また指示が出たら振込みをし、伝票を作り、そして
シールを貼る・・・

たまに突発的な仕事もあるし、社長の年賀状の宛名印刷も
しなければならないし、電話や来客の対応もあり、
シール貼りは思ったように進まない。

おばさんは「あたしが手伝うから!」と言っていたけど、
4時になったら「ゴメンね」と言ってさっさと帰っていった。
おばさんも自分の仕事が忙しくて、早く帰れなかったのだ。

最後の方になると、シールをはがす左手の感覚が
なんとなく麻痺してきた。
血液が通ってないかのように冷たい・・・

それでももくもくとシールを貼る。
無駄な動きをすると時間を食うので、ひたすら
同じ動きを繰り返す。
まるでシール貼りの職人のようだ。

社長は早く帰りたくて、私の背後でウロウロしている。
ヒマなら手伝えよ!と言いたいが、社長なので言えない。

4時半になって、やっとシールを貼り終えた。
しかしこれで終わりではない。

この後はダイレクトメールすべてに、手書きで日付を
書き込む作業が残されているのだ。
最初から印刷されていれば良いのだけど、事情により
手書きで入れなければならなかったのだ。

またまたロボットのように、もくもくと日付を書き込む。

40分を過ぎたところで、見かねた社長が
「もう今年発送じゃなくていいよ!年明け発送にしよう!」
と言い出した。

私としては、すべて終わらせて、スッキリした気持ちで
「仕事納め」にしたいのだが、社長はもう帰りたいらしい。
そういえばさっき、女性とおぼしき人から電話がかかっていて、
「まだ帰れないんだ。ゴメン。」と話していたっけ。

というわけで、思いっきりやりかけのまま、
私の仕事納めは終わったのだった。

あぁ。スッキリしない。

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