一件落着
2006年1月26日会社のおばさんは90歳の実母と二人暮しだ。
90歳といっても頭も体もシッカリしすぎているので、
おばさんも安心して勤めに出ているらしいが・・・
今日、そのおばあちゃんから切羽詰った声で電話があった。
いわく、玄関に置いておいた財布が無くなっているという。
朝、新聞屋さんが集金に来て、自分の財布から払ったらしい。
そしてそのまま玄関の棚において、洗濯をしに行き、
30分くらいしてから財布の事を思い出して玄関に行ったら、
財布が無くなっていた、というのだ。
おばさんは、「とりあえず落ち着いてもう一度探してみて。
それでも無かったらまた電話してちょうだい。」
と言って、電話を切った。
「おばあちゃんも年だから思い込みが激しいのよね。
玄関に置いたって言い張ってるけど、きっと家の中のどこかに
あるんだわよ」
私もその可能性の方が大きいと思った。
が、おばさんはしばらくすると、真逆のことを言い出した。
「もしかすると新聞の集金にきた人が盗ったのかもね。」
おばあちゃんが玄関の棚に置くのを見て、そっと戻ってきて
盗んでいった、というのだ。
「新聞屋さんに電話すれば、その集金の人と連絡できるわよね」
いやいや、ちょっと待ってくださいよ!
そんな疑うようなこと聞いて逆恨みされたらどうするんですか?
「それとも近所の工事業者かもしれない」
以前、「工事の騒音でご迷惑おかけします」と挨拶に来た人が
いるのだが、目付きが怪しかった、というのだ。
「年寄り二人暮しだから、狙ってたのかもしれない。
ちょっとそこの業者に電話してみようか!?」
ちょっと待ってくださいって!!
何でそんなに思い込み激しいんだよ!
自分だっておばあちゃんのこと言えないじゃん!!
そういう捜査は警察の仕事なんじゃないの!?
20分くらいして、おばあちゃんに連絡を取ると、
やはり財布はない、という。
10万も入っていたし、保険証も入っているから、
警察に届けた方がいい、と近所の人からもアドバイスを受け、
近所の交番からおまわりさんがやってきた。
(この財布喪失騒動で、隣近所を巻き込んだ騒ぎになっていた)
そのおまわりさんから、おばさんに電話があったのだが、
「年齢も年齢だから、勘違いしてるということもあり得るので、
まずは、娘さんが自宅に帰って、もう一度確認されてから
被害届けを出された方が良くは無いですか?」
と、言われたらしい。
これに対し、おばさんは激高した。
「年寄りったって、うちのおばあちゃんは頭はピンシャン
してるんですっ!!いいから被害届けにサインさせて下さい!」
まぁ、悪いことに使われたら大変だし、今被害届けを出した方が
安心だけど、おまわりさんの言うことも一理ある。
そんな騒動から約2時間後・・・
おばあちゃんから「財布あったよ!」という電話があった。
コタツ布団とテーブルの間に挟まっていたらしい。
そもそも玄関に財布を置いたりしていなかったのだ。
財布を持って戻ってきて、コタツ布団カバーを洗おうと、
カバーをはいでいる時に、そこに財布を置いたというのだ。
やっぱりおまわりさんの言うことが正しかったなー。
まぁ、一件落着でメデタシ、メデタシ。
それにしても人騒がせな親子だよね。
90歳といっても頭も体もシッカリしすぎているので、
おばさんも安心して勤めに出ているらしいが・・・
今日、そのおばあちゃんから切羽詰った声で電話があった。
いわく、玄関に置いておいた財布が無くなっているという。
朝、新聞屋さんが集金に来て、自分の財布から払ったらしい。
そしてそのまま玄関の棚において、洗濯をしに行き、
30分くらいしてから財布の事を思い出して玄関に行ったら、
財布が無くなっていた、というのだ。
おばさんは、「とりあえず落ち着いてもう一度探してみて。
それでも無かったらまた電話してちょうだい。」
と言って、電話を切った。
「おばあちゃんも年だから思い込みが激しいのよね。
玄関に置いたって言い張ってるけど、きっと家の中のどこかに
あるんだわよ」
私もその可能性の方が大きいと思った。
が、おばさんはしばらくすると、真逆のことを言い出した。
「もしかすると新聞の集金にきた人が盗ったのかもね。」
おばあちゃんが玄関の棚に置くのを見て、そっと戻ってきて
盗んでいった、というのだ。
「新聞屋さんに電話すれば、その集金の人と連絡できるわよね」
いやいや、ちょっと待ってくださいよ!
そんな疑うようなこと聞いて逆恨みされたらどうするんですか?
「それとも近所の工事業者かもしれない」
以前、「工事の騒音でご迷惑おかけします」と挨拶に来た人が
いるのだが、目付きが怪しかった、というのだ。
「年寄り二人暮しだから、狙ってたのかもしれない。
ちょっとそこの業者に電話してみようか!?」
ちょっと待ってくださいって!!
何でそんなに思い込み激しいんだよ!
自分だっておばあちゃんのこと言えないじゃん!!
そういう捜査は警察の仕事なんじゃないの!?
20分くらいして、おばあちゃんに連絡を取ると、
やはり財布はない、という。
10万も入っていたし、保険証も入っているから、
警察に届けた方がいい、と近所の人からもアドバイスを受け、
近所の交番からおまわりさんがやってきた。
(この財布喪失騒動で、隣近所を巻き込んだ騒ぎになっていた)
そのおまわりさんから、おばさんに電話があったのだが、
「年齢も年齢だから、勘違いしてるということもあり得るので、
まずは、娘さんが自宅に帰って、もう一度確認されてから
被害届けを出された方が良くは無いですか?」
と、言われたらしい。
これに対し、おばさんは激高した。
「年寄りったって、うちのおばあちゃんは頭はピンシャン
してるんですっ!!いいから被害届けにサインさせて下さい!」
まぁ、悪いことに使われたら大変だし、今被害届けを出した方が
安心だけど、おまわりさんの言うことも一理ある。
そんな騒動から約2時間後・・・
おばあちゃんから「財布あったよ!」という電話があった。
コタツ布団とテーブルの間に挟まっていたらしい。
そもそも玄関に財布を置いたりしていなかったのだ。
財布を持って戻ってきて、コタツ布団カバーを洗おうと、
カバーをはいでいる時に、そこに財布を置いたというのだ。
やっぱりおまわりさんの言うことが正しかったなー。
まぁ、一件落着でメデタシ、メデタシ。
それにしても人騒がせな親子だよね。
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