恐怖の電話

2005年9月25日
我が家の電話はナンバーディスプレイ対応だ。
家族や友達の名前を登録しているが、一人だけ名前ではなく
「キケン」と登録している人がいる。
学生時代のクラスメイト、○○ちゃんだ。

学生時代もそれほど仲が良かったわけではなく、
卒業と同時に年賀状だけの付き合いとなり、今では
年賀状すらもやり取りしていない。

そんな彼女が、たまーに思い出したように電話をしてくる。
用件は一つ。
彼女が扱っている商品を売りつけるためだ。

営業のノルマが厳しいのはわかる。
でも、だからといって法外な値段の商品を無理矢理
友達に売りつけるのは、いいこととは思えない。

というわけで、我が家では彼女の電話番号を「キケン」と
登録して、絶対に出ないように気をつけているのだ。
(ちなみに非通知も出ない)

しかし、今日、私はうっかり電話に出てしまったのだ。
なんたるミス!!
親機には登録してあったが、子機には登録してなかったのだ。
そういうシステムの電話機だなんて知らなかったんだよー!!

電話に出ると、彼女特有の粘っこい、甘ったるい声が聞こえた。
「しまった!!」と思ったがもう遅い。
どうしよう、どうしよう、何ていって電話を切ろう。
前は「これから出かけるんだ」と言って速攻で切ったが、
同じ手を使うのは、あからさまに疑われそうだ。

その時、神の助けのようにインターフォンが鳴った。
「ぴんぽーん」
その音は彼女の耳にも届いたらしく、私が「あ、誰か来た」
と言うと、「そうみたいだねー」と言った。

チャンスだ。ドアの外にいるのが誰だかわからないけど、
とにかく渡りに船!!
「ごめんねー、誰か来たから切るねー」

普通に考えると、友達との電話の場合、途中で誰かが来ても
「ちょっと待ってて」とか「かけ直す」と言うが、
彼女に対してはバッサリ切らなくてはいけない。

あぁ、電話を切ることができて、本当に良かった・・・

ちなみにドアの外にいたのは新聞の集金の人だった。
あまりにもいいタイミングで来てくれてうれしくて、
満面の笑みでお金を支払ってしまった。
相手はちょっとひいていたかもしれない。

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