自慢か?

2005年9月16日
契約書を読んでいたおばさんが「これ見てよ!」
と差し出してきた。

そこには日付があり平成14年9月*日とある。
今年は平成17年なのに打ち間違えたらしい。
かなり分厚い契約書の間違い探しをするのは大変で、
よく見つけたもんだと、私はしきりに感心してしまった。

おばさんは私の賛辞に満足したように契約書を引っ込めた。

ちょっと間をおいてから
「私だったら見つけられないですよー」と言うと、

引っ込めた契約書をまた出してきて、件の場所を開き
「そうでしょう。よく見つけたでしょう。」と鼻を膨らませた。

契約書を引っ込めたところで、私がまた、
「よくそんな分厚い契約書を全部読みましたねぇ」と言うと、

引っ込めた契約書をまた出してきて、件の場所を開き
「そうでしょう。大変だったのよ。」

・・・こいつ、誉めるたびに出してくる気か??

ちょっと面白くなってきたので、またしばらくしてから
「いやー、普通、ちょっと見つけられないですよね。
見つかって良かったですよね。」と言うと、
想像したとおり、いそいそと契約書を出してきて、そのページを
開いて見せた。

こいつ、見つけたことを相当自慢に思ってるな。

この契約書を作った相手が恐縮して謝るだろうと、
おばさんは意気揚々と電話をして用件を伝えた。
が、相手は冷静に「訂正印で直すので、捨印をお願いします」
と言っただけだったらしい。
おばさんは恐縮されたり、感謝されたりするものだと思ってた
のに、肩透かしをくわされてがっかりしていた。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索