不思議な夫婦

2005年8月24日
うちの会社はレストラン経営をしていて、
お店の方には中国やタイ、韓国など、東南アジア系の人も
たくさん働いている。
先々月から先月にかけて、求人募集をかけたら、
日本人は一人しか来ず、後は全部外国の人だった。
それは全然かまわない。
ビザを持ってるとか、配偶者が日本人とか、日本国籍を
取得したとか、そういうことがちゃんとしていれば
問題はないのだ。

でも、たまたまめぐり合わせが悪かったのか、ほとんどが早々に
やめていってしまった。
それも無連絡とか、電話があっても「疲れたからやめます」
といった、礼儀も何もあったもんじゃない状態でやめたのだ。

そういう人は給料を取りに来ない。
さすがに恥ずかしくて社長の前に顔を出せないのだろう。

ところが今日来たHさんは厚かましいタイプの人だった。

夕方いきなり夫婦でやってきて、
「前に働いてた者ですけど」といってニヤニヤしてるのだ。
社長は彼らが反省して謝りに来たのだと思って招き入れたが、
彼らは席につくなり
「3日間、働いてた分の給料もらいにきました。」
と言ったのだ。
ちなみに声を出したのは妻だけで、夫は一言も発さない。
妻が日本人だから代わりに、というわけではない。
二人とも外国人で、日本語はかなりあやしい。

さて、物事には順序というものがあるだろう。
まずは勝手に無連絡でやめた無礼を謝り、どうして
そうなったのかを説明し、その上で給料をもらうのでは??
たかが3日働いただけなので、ハッキリ言って店の役には
立っていないあなたが、なぜにそのようにずうずうしく
「給料ください」と言えるのか?

社長もさすがに頭に来て、説教をしていたが、
その間も、「すみません」というのは妻だけで、
夫はニヤニヤして横に座ってるだけ。
妻の方も悪いと思ってるんだか思ってないんだか、
終始笑顔のままで、「すみません」の後に必ず声を立てて
笑うのだ。
失礼ったらない。
その上、妻はなぜかイスに横座りしている。
顔だけ社長の方を向いているが体は真横を向いているのだ。

結局、社長は
「改めて電話を入れてから事務所に来なさい」
と言って、二人を帰してしまった。

今度はいつ来るだろうか。
悪いとは思ってないから、明日あたり平気な調子で
電話をしてきそうだ。

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