ビブラート

2005年5月6日
昨日の話だけど。

連休の最終日ということで、焼肉を食べに行き、
その後久しぶりにカラオケに行こうということになった。
夫はそれほどカラオケ好き、というわけではないが、
たまには大声を出して発散したいらしい。

面白半分に採点することにしたら、ご丁寧にリズム感だの
音程が何%合ってるかだの、抑揚だの細かく評価してくれる
システムだった。
私は全体的に見て、声は小さく(肺活量がないのだ)、
音程は80〜90%合っており、リズム感は大丈夫らしい。
まったくダメなのがビブラート。
夫は歌によっては何秒かビブラートを効かせる事ができるが、
私は何を歌っても、どう歌ってもビブラートはゼロ秒。
ビブラートを効かせられるとグラフが現れ、
その人のビブラートのタイプが波線で表される。
それが私はまっすぐなのだ。
まるで亡くなった人の心電図のようだ。

かつてススキノのカラオケ店で99点をたたき出した、
自分の十八番を歌ってもゼロ秒。
カラオケにおいては、常に夫を上回ってきた私のプライドに
軽くヒビが入った気分だ。
歌い終わって採点の時になり、まっすぐな心電図が出ると、
夫はバカ笑いをするので、余計に神経に障る。

ふん。別に歌手じゃないんだからビブラートなんか
効かせられなくたって、どってことないもん。

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