昨日、病院へ行く途中の電車の中で、
私の目の前に一人の巨漢な若い男性が座った。
太ももの肉が邪魔しているのか、足を大きく広げた状態で
イスに座っていたのだが、股間に近い部分が大きく破れていた。

破れているといっても、ほころびているといった
生易しい状態ではなく、文字通り破れているのだ。
裂けていると言った方が近いかもしれない。
しかも直線ではなく、角度をつけた裂け具合なので、
布地がぺろんとめくれ、中の下着が丸見えだ。
ちなみにグリーン地に青い模様の入ったパンツだ。

あんなに大きく裂けていて、気づかないなんてどうかしてる。
と、思ったが、もしかしてアレはわざとではないだろうか。
わざと若い娘(私の事だ)に露出狂まがいに、
自分の下着を見せつけ、嫌がる表情を見たい、という、
変態ではあるまいか。

そう思って、件の彼の表情を窺ったが、
本人は熱心にマンガ雑誌を読みふけっている。
私の表情を試すようなそぶりは見られない。

では、やっぱり、あれは単なるほころびか。
いや、しかし、あんな大きな裂け目を気づかないなんて、
人間としてどうかしている。
しかも場所が場所だけに、いくら服装に構わない人でも、
さすがにそこは構うだろう。

結局、病院に着くまでの15分間、私は彼の股間から、
目を外す事ができなかった。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索