どっちでもいいよ

2005年1月5日
会社のおばさんが帰るのは、私より1時間早い4時だ。
それは別にかまわないのだが、さっさと帰らないのが困る。
おばさんは帰る支度をだらだらとしながら、
実にくだらない話を続けるのだ。
それが少しでも聞き甲斐のある話なら、
電卓を打ちながら、パソコンの入力をしながらでも、
耳を傾けることができるが、集中して仕事をしている時などは、
邪魔でしかない。

「あー、今夜のお夕飯どうしよう。
こんな寒い日はうどんがいいわよね。
お宅は今晩何にするの?」
これぐらいは許容範囲なので、私もあいづちをうったり、
意見を述べたりする。
お互い主婦として夕食の献立には、
毎日頭を悩ませているからだ。

しかし、
「うどんは乾麺のいいのがあるからさ、それでいいかな。
あ、でもラーメンも食べたいわぁ。ちゃんとトリガラで
ダシとってさ、そうだ、そうしよう。
白菜があるからサンマーメンにしよう」
などと話しかけられて、私は何を答えたらいいのか。

もしかしてこれはおばさんのひとり言なのかもしれない、
と思うのだが、言葉の合間に「ね?」という確認を
何度もしているところから、私に話しかけているのは
間違いなさそうだ。

「あ、でももやしがない。もやしがなくてもいいかしらね」
そう聞かれて、私が「嫌だ」とか「いいよ」とか、
いえることなのだろうか。
今夜私が食べる献立でもないのに、サンマーメンに
もやしが入っていようがなかろうが、どうでもいいのだ。
いいから、時間になったら早く帰って欲しい。

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