微妙に違う

2004年12月20日
おばさんが朝来るなり、
「やっぱり美容院に行くわ」
と言い出した。

朝、会社に来るなり、何を言い出すのか。
「おはよう」の挨拶の後、いきなりである。
一瞬返答に詰まったが、先週の金曜に
「美容院に行こうかどうしようか」
と、おばさんが迷っていたのを思い出した。
金曜の話を、土日挟んで、いきなり月曜から
続きを始めるのか、この人は。

「そんなにボサボサしてないですけどね」
私が言うと、おばさんは襟足が気になるのだと言った。
「結構、髪のうっとうしさって、本人しか
わからないもんかもしれませんね。」
私が答えると、おばさんは、

「そうそう!そうなのよね。
短い人は刈り上げちゃったりしてね。」

・・・ん?今の会話の流れ、おかしくないか?
でも、めんどくさいから適当に「そうですねー」
と答えておいた。

それからまたしばらくして。
今日のおばさんはヒマらしく、仕事がないので
キッチン周りの大掃除をすることになった。
まず、グラスや湯のみの漂白をしていたところ、
社長のステンレス製のコップが
だいぶ汚れていると騒ぎ出した。
「カネヨンで落ちますよ。そこの棚に入ってますよ」
とアドバイスしたら
「あぁ、そうね、鉄のタワシがあればいいんだけどね」
と答えてきた。

・・・ん?なんかかみ合ってなくない?

私が返答に詰まっていると、
「あ、カネヨンがある。これで落ちるわよね。」
と、おばさんが勝ち誇ったように言った。

いや、だから、私がカネヨンありますよ、
って言ったばかりだろうが。
人の話、全然聞いてないな、コイツ。

こんな風に、微妙にかみ合わない会話を、
毎日続けていると、頭がおかしくなりそうだ。

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