会社のおばさんが、M社の7月の請求書がないと、
わめいていた。
請求書つづりに入ってるはずですよ。
と言うと、「見当たらないから聞いてるのよ」と言う。
その請求書は10月に請求モレが発覚し、
再発行してもらったもので、私が請求書つづりに
とじた記憶がある。
それがないって・・・どういうことだろう!?

あわてて請求書をしまってある棚を探すと、
肝心のM社の請求書つづりそのものがない。
「あれ?M社の請求書がない・・・おかしいなー、
もう出しました?」
おばさんに聞くと、「出してない」と言う。
えー。おかしい。請求書そのものがなくなるなんて。
と、ふとおばさんのひじの下に黄色い束を見つけた。

「あのー、それ、M社の請求書ですよね?」
遠慮がちに聞くと、なんとこのババア、
「そうよ!私がさっき出したの!」
と、シャアシャアと答えるじゃないか。
さっき「出してない」って言ったのは誰だ。

「その中にとじてあると思うんで、私、探します」
と、請求書に手を伸ばすと、
「いいわよ!あなたの手をわずらわせちゃ悪いからね、
私が探すわよ。」と言われた。
何なの?その嫌味な言い方は。
っていうか、もう既に私の手をわずらわせて
くれてるじゃないか。

順番に10月、9月、8月、と請求書を
繰っていくと、7月分もそこにきちんと綴じられていた。
「ありましたね」
私が言うと、
「やっぱりね」
と、おばさんは答えた。

何が「やっぱりね」だ!!
最初からあると思うなら人に聞くなよ。
その前に、自分である程度探してから人に聞け。

いつまで私はこんなボケ老人を相手に
仕事をしなきゃなんないのだ。

余談だが、おばさんは社長に頼まれた仕事を
すっかり忘れていて、社長に
「頼んでいた書類、まだもらってないんだけど」
と怒り気味に言われて、
「そうですよ。まだ渡してませんよ。」
と、ここでもシャアシャアと答えていた。

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