場違いな曲
2004年11月6日日常生活で場違いな曲に、時々ぶち当たることがある。
以前、会社に、とある取引先の人がお詫びにやってきた。
ずいぶん前のことで記憶があやふやだけれど、
社長はかなりご立腹で、相手の人はただひたすら
テーブルに額をこすりつけらんばかりに頭を下げ、
「申し訳ありません」ばかり言っていたような気がする。
その時、社長がつけっぱなしにしているラジオから、
あろうことか本田美奈子の「1986年のマリリン」が
流れてきたのだ。
「ホント、申し訳ありませんでしたっ!」
のセリフに
「マリッリ〜ン♪長い髪をほどいて〜♪」
と、かぶさると、おかしくてたまらない。
張り詰めた空気の中、私の頭の中は、
へそを出して腰を振りまくっている彼女のことで
いっぱいだ。
また、真剣な話を社長とお客さんがしている時に、
お客さんの携帯の着メロが鳴ったのだが、
それはなんと「アルプスの少女ハイジ」だった。
お客さんはどうひいき目に見ても50歳を越えている。
こんなナイスミドルの着メロがハイジ!?
真剣な話が急に滑稽なものに聞こえてくる。
こんな風に真剣な場に対して、場違いな曲がかかると、
途端に場がコミカルなものに変わってしまう。
今日、しつこい新聞の勧誘がやってきた。
掃除中のことで、ドアを開けておいたのがまずかった。
勧誘の人は言葉こそ優しいが、目は肉食動物のようだ。
ねらった獲物は逃さない!というオーラをはなっている。
インターフォンなら強気な事もいえるけど、
実際、本人を目の前にしたら
「いらないっていってるでしょっ!」とはいえない。
緊迫した空気の中、つけっぱなしにしていたスカパーの
音楽番組が「マツケンサンバ」を流し始めた。
しかも、ちょっと音量を大きめにしていたので、
玄関まで軽快なサンバのリズムが流れてくる。
気まずい。ヒジョーに気まずい。
どうしよう。この男、私が「マツケンサンバ」の
CDを買ったと勘違いしてやしないだろうか。
「だからー、1ヶ月でいいから頼んますよー」
と、しつこく言ったところでタイミングよく
マツケンが叫んだ。
「オレッ!」
気まずい空気がもっと気まずくなる。
は、早く曲が終わってくれ!
それかスイッチを切らせてくれ!
結局、勧誘員は諦めて帰っていた。
「マツケンサンバ」効果だろうか。
以前、会社に、とある取引先の人がお詫びにやってきた。
ずいぶん前のことで記憶があやふやだけれど、
社長はかなりご立腹で、相手の人はただひたすら
テーブルに額をこすりつけらんばかりに頭を下げ、
「申し訳ありません」ばかり言っていたような気がする。
その時、社長がつけっぱなしにしているラジオから、
あろうことか本田美奈子の「1986年のマリリン」が
流れてきたのだ。
「ホント、申し訳ありませんでしたっ!」
のセリフに
「マリッリ〜ン♪長い髪をほどいて〜♪」
と、かぶさると、おかしくてたまらない。
張り詰めた空気の中、私の頭の中は、
へそを出して腰を振りまくっている彼女のことで
いっぱいだ。
また、真剣な話を社長とお客さんがしている時に、
お客さんの携帯の着メロが鳴ったのだが、
それはなんと「アルプスの少女ハイジ」だった。
お客さんはどうひいき目に見ても50歳を越えている。
こんなナイスミドルの着メロがハイジ!?
真剣な話が急に滑稽なものに聞こえてくる。
こんな風に真剣な場に対して、場違いな曲がかかると、
途端に場がコミカルなものに変わってしまう。
今日、しつこい新聞の勧誘がやってきた。
掃除中のことで、ドアを開けておいたのがまずかった。
勧誘の人は言葉こそ優しいが、目は肉食動物のようだ。
ねらった獲物は逃さない!というオーラをはなっている。
インターフォンなら強気な事もいえるけど、
実際、本人を目の前にしたら
「いらないっていってるでしょっ!」とはいえない。
緊迫した空気の中、つけっぱなしにしていたスカパーの
音楽番組が「マツケンサンバ」を流し始めた。
しかも、ちょっと音量を大きめにしていたので、
玄関まで軽快なサンバのリズムが流れてくる。
気まずい。ヒジョーに気まずい。
どうしよう。この男、私が「マツケンサンバ」の
CDを買ったと勘違いしてやしないだろうか。
「だからー、1ヶ月でいいから頼んますよー」
と、しつこく言ったところでタイミングよく
マツケンが叫んだ。
「オレッ!」
気まずい空気がもっと気まずくなる。
は、早く曲が終わってくれ!
それかスイッチを切らせてくれ!
結局、勧誘員は諦めて帰っていた。
「マツケンサンバ」効果だろうか。
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