少年A
2004年10月9日「少年A」という本を買った。
1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件の加害者児童の
両親による手記だ。
別にこの事件に特別な思い入れがあったわけじゃないけど、
加害者側の気持ちってどんなもんだろうと、
ふと思ったのだ。
すでに1999年に刊行され、文庫本になってからは、
第13刷目になっている。
この印税はすべて被害者へ送られているらしい。
つまりこれを買うことで、被害者の遺族を
少しでも救うことになるのかな?
と思い、買ってみた・・・というのが一番の理由。
被害者の立場になると、加害児童はとんでもない悪魔だし、
その両親も許しがたい存在だろう。
でも加害児童の親にしても、一生懸命愛情を注いだ結果が
こういうことになり、心に痛手を負っているだろう。
どちらにしても哀しい出来事だなと思う。
加害児童の父も母も、子供に対して愛情を注ぎ、
躾もキチンとやっていたようだ。
(本人の側の意見としては)
でも、それを受けていた加害児童は「厳しい」と感じ、
両親の愛情に飢えていたという。
自分が良かれと思ってやっていることが
相手にとってまったく逆にとられている・・・
って、とても切ない。
でも、こういうことって生きていく上で、
たくさんあると思う。
相手が悪意をもってやっているのでなく、
純粋なる好意からやってくれることならば
それが自分の意思に沿わなくても、
好意として受け止めた方が、気分は楽だ。
「ああしてくれない」「こうしてくれない」
と心の中でぼやくより、
「私のために良かれと思ってやってるんだな」
とプラス思考で考える方が生きていくには楽だ。
15歳の少年には、まだそこまでの悟りは開けなかった、
ということなのかな・・・
でも、人にケガをさせたり、生命を奪っておいて、
平気でいられるその神経は、どうしても理解できない。
結局、その本は両親の手記だけで、加害児童自身のことは
ほとんどわからず、どうしてそうなったのか?
ということは、あんまりわからなかった。
いつか本人から事件への経緯や心情を、
聞く日がくるのだろうか?
この本を読んで、一気に気分が落ち込んだ。
1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件の加害者児童の
両親による手記だ。
別にこの事件に特別な思い入れがあったわけじゃないけど、
加害者側の気持ちってどんなもんだろうと、
ふと思ったのだ。
すでに1999年に刊行され、文庫本になってからは、
第13刷目になっている。
この印税はすべて被害者へ送られているらしい。
つまりこれを買うことで、被害者の遺族を
少しでも救うことになるのかな?
と思い、買ってみた・・・というのが一番の理由。
被害者の立場になると、加害児童はとんでもない悪魔だし、
その両親も許しがたい存在だろう。
でも加害児童の親にしても、一生懸命愛情を注いだ結果が
こういうことになり、心に痛手を負っているだろう。
どちらにしても哀しい出来事だなと思う。
加害児童の父も母も、子供に対して愛情を注ぎ、
躾もキチンとやっていたようだ。
(本人の側の意見としては)
でも、それを受けていた加害児童は「厳しい」と感じ、
両親の愛情に飢えていたという。
自分が良かれと思ってやっていることが
相手にとってまったく逆にとられている・・・
って、とても切ない。
でも、こういうことって生きていく上で、
たくさんあると思う。
相手が悪意をもってやっているのでなく、
純粋なる好意からやってくれることならば
それが自分の意思に沿わなくても、
好意として受け止めた方が、気分は楽だ。
「ああしてくれない」「こうしてくれない」
と心の中でぼやくより、
「私のために良かれと思ってやってるんだな」
とプラス思考で考える方が生きていくには楽だ。
15歳の少年には、まだそこまでの悟りは開けなかった、
ということなのかな・・・
でも、人にケガをさせたり、生命を奪っておいて、
平気でいられるその神経は、どうしても理解できない。
結局、その本は両親の手記だけで、加害児童自身のことは
ほとんどわからず、どうしてそうなったのか?
ということは、あんまりわからなかった。
いつか本人から事件への経緯や心情を、
聞く日がくるのだろうか?
この本を読んで、一気に気分が落ち込んだ。
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