勘違い。

2004年10月4日
今日、税理士さんが8月分の試算表を持ってきた。
この税理士さんは人間性はとてもとても良い人なのだけど、
数字を扱う職業を選んだ割りにそこつ者。
金額の打ち間違い、科目の入力間違いなど、
後でチェックするとボロボロとミスが出てくる。
何のために高い顧問料払ってるんだろう?
と思うけれど、この税理士さんのボスたる人が、
かなり力を持った人なので、契約を破棄するのは
惜しいのだ。

で、この税理士さん、いつも間違えるのを気にしていて、
時々、試算表と共にお詫びの菓子を携えてやってくる。
彼女が持ってくるお菓子はいつもおしゃれでおいしくて、
ついつい楽しみにしてしまうのが私の卑しいところだ。

今日も税理士さんはぺこぺこと謝りながら入ってきた。
この間7月分をチェックしたら違っていたので、
その事を気にしているようだ。
そしてバッグからいつもの和菓子屋さんの包みを
そっと出し、
「申し訳ないんですけど・・・」
と言いかけたので、
「あらー!いつもいつもすみませんねぇ〜!
でもここのお菓子おいしいですよねぇ〜!」
と、彼女の言葉を途中でさえぎった。

すると、キョトンとした顔で私を見るではないか。

しばし見詰め合う私と税理士さん。

「これ・・・伝票です・・・」

あぁぁぁぁぁ!恥ずかしい!死んでしまいたい!
穴があったら入って、そのまま即身仏になりたい!

「ごめんなさい。今度、持ってきます」
素直な税理士さんは、そう言って帰っていった。

あぁ、勘違いしちゃった・・・。

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