供養は人それぞれ

2004年9月1日
大切にしていたペットのシマリスが死んだ事を聞いて、ある人から「ペット霊園で供養するんですか?」と聞かれた。

私は小学1年生の頃から、何匹かペットを飼ってきたけれど、どの子もみんな庭に葬った。
ハムスターみたいな小さな生き物だけでなく、犬も庭にお墓を作った。
子供の頃に住んでいた家は、庭がすごく広かったので、埋葬する場所に困った事がないのだ。
それから引っ越して、庭は小さくなってしまったけれど、引越し後は小動物しか飼わなかったので、やっぱり亡骸は庭に埋葬した。
今は結婚してマンション暮らしなので、小動物が死ぬと、実家に帰って埋葬している。

私は死んだ後は土にかえりたいと思っている。
土っていうか、自然にかえりたいと思うのだ。
そして亡骸を糧として小動物や昆虫たちが命をつなぐ。
または植物の栄養となっていく。
魂が浄化されて天国に行くというより、地球の生き物のために私の魂を分けていきたいのだ。
だからタロウもペット霊園ではなく、庭に埋葬した。
柚の木の根元だ。トマトの苗木も近い。
タロウの亡骸を糧として、柚もトマトも元気に育つだろう。
そして良い実をつけてほしい。
タロウの魂の宿った実を食べて、私はタロウの事を思う。

これが私の供養だと思う。
ペット霊園で供養するのも、もちろん良い事だ。
大切なのは、その子をどれだけ「思う」か、だと思う。
形式にとらわれず、ただ、心から死を悼むこと。

でも、その人には、
「そうよねぇ。ペット霊園だとお金かかるもんねぇ。」
と、しみじみといわれた。

・・・お金がもったいなくて、ペット霊園に頼まなかった。
と思われるのは、ちょっぴり切ない。

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